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米澤穂信「ボトルネック」。
本当ならば「うおおおおおなんじゃこりゃああああああああ」で書き出してそのままのノリでこの感想を書きたいくらいの作品だった。すっごい面白い。

そもそも食わず嫌いから、「ミステリ」という言葉を聞くだけでげんなりしてしまう僕だけども、米澤穂信は許してしまう。まあ小市民シリーズとこれしか読んでないんだけど。
なんちゅーかなー、この人ミステリと言っても、日常描写が大半を占めるもんだから、読んでる最中はそのふわふわ感にすーっと通り抜けてしまうけど、それらが収束して行きはじめると、これはなんだと。これがこんなふうにまとまっていくのかと興奮度が高まってく。一見、人畜無害なようでいてなかなかクセになる作家。

で、このボトルネック。
一言で言ってしまえば悲しいお話なんだけど、一言で「悲しい」とは言えない苦々しさがいい。
米澤穂信って、僕の印象だと青春期の毒々しさ、痛々しさを描く作家だと思うんだけど、この作品はそれがさりげないながらも、ここまでくるかってくらい描かれてて。で、それらがちゃんと読後感に深い印象を与えてて良い。逆に言えば思春期のひねくれた自意識がどうのとか、そういうのちょっと……という人は合わないかも知れない。
しかしやっぱり衝撃と興奮と困惑とがいっぺんに合わさった読後感が素晴らしい。一回経験すべしって言えるくらい面白かった。もうね!あの一文がね!あれはないでしょうあれは!うわあ思い出すだけでクるよおおお!
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2010.07.31 Sat l 漫画・ラノベ・本、等 l COM(0) TB(0) l top ▲
借りぐらしのアリエッティ見てきた。以下少しネタバレ

面白かった!
ストーリーとしてはラピュタとかもののけみたいにカリスマ性はなく、よく言えば堅実、悪く言えば地味なものなんだけど(そもそも家に住まう小人が主役だからほとんど舞台に動きがない)、一番の見所はやっぱり映像だと思う。序盤でアリエッティと父親が物を「借り」に人間の住まう部屋にこっそり行くところのわくわく感がすごかった。もうあのミニチュア感がすごい楽しい。あと翔くんかわゆす。

ジブリといったらジブリだし、ジブリじゃないといったらジブリじゃないし、ちょっと不思議な映画……とそこまで思って、いったいジブリらしさとはなんぞやと気付く。思えばジブリってべつに一貫性持ってないですね。

まあしかしさすが宮崎駿が脚本に関わってるだけあって、途中いきなりの宮崎節はちょっと笑ったかな。翔が初めてアリエッティを「見た」シーン、あそこのセリフどう考えても浮いてただろw

ぶっちゃけ事前情報ではどういう方向性の話なのかさっぱり分からなくてあんまし期待してなかったんだけども、かえってそれがよかったかな。そういった人たちには見れる映画かもしれない。少なくとも意味深なハウルやポニョよりかは素直に見れる。って、なんかけなしてるみたいだけど、僕はホント、この映画は面白かった。


こっからはちょっと別のお話。
アリエッティにもいわゆる悪役的な、ストーリー的に障害となるキャラクターが出てくるんだけど、他の人の感想見るとそのキャラが嫌い!と言ってるのがある。まあ分からないでもないけど、でもそのキャラクター、けっして悪意に満ちみちた人物ではなくて、小人という珍しいものに対する人間の、まっとうな動きしかしなかった訳です。
他の映画でもいうとサマーウォーズでもこんなキャラがいました。あとちょっとで敵を倒せるって時に、おばあちゃんの心配からコンピューターを冷やしてた氷を勝手に持ってって敵復活しちゃった原因となって、うぜえってなった警察官。でもあれだって事情を知らないそのキャラからしたら真っ当なことをやったまでで。
これは別に、正義の反対は別の正義だ、とかそんな大げさな話でなくて、なんというか、悪意と善意のすれ違いみたいなキャラクター。僕はそんなキャラに対してどう思えばいいのだろうか?とホント悩む。ストーリーを追ってるこっちからすればうぜえ!と思えばいいんだろうけど、いかんせん人間として分かる事をやってるので、単純に責めればいいって話でもあるまいなあ、とかなんとか思ったりするのです。
っていうか、そもそも、そういったもやもやさせるキャラクターを出す方も出す方なんじゃないのか、というのは暴論ですかね。
2010.07.26 Mon l 日記・散文 l COM(0) TB(0) l top ▲
なんとなんとバイト先の現店長が転勤することに。かなりいい人だったのでかなりショック。大型チェーン店の悲しいうんめい。っていうか俺が今、土日出るだけで構わないシフトなのは、その店長に土日だけでも来てくれと頼まれたからで、え、どーなるのまじで。まあ多忙な時間のシフトというわけでもないんだけど……。まあいい人がいなくなるのはまあよろしい。現バイトですでに5回くらい経験したのだから。問題は次入ってくる人がどんなお方かということだ。中間管理職のストレスに振り回された荒っぽい人でないことを望む次第です。

ところで今の店長、アジカン後藤に似てるなあ、とさっきやってたNHKの番組に出てたの見て思った。

ってなわけで今日バイトでした。そのせいでニコ生での村上隆の放送が残り30分しか見れなかった。それでもかなり面白かったんだけど、今日で最終回なのは残念だなー。とか思ってたら次回8月7日に延長でやるそうです。いえーい。
2010.07.25 Sun l 日記・散文 l COM(0) TB(0) l top ▲

あれ、俺近畿圏に住んどきながら奈良へ一度も言ったことねーんじゃね?
と思い立って行ってきました奈良県。夏休みの講習のあと、午後から行ってきたので暑すぎてやばい。なんたって途中ジーンズズレてきてベルトの穴一つきつくしたんだから。

かわいい

鹿いっぱいいた。せんとさんもそこらじゅうに印刷されてた。鹿は怒っていいと思う。地デジカといいせんとさんといい。やっぱり実物の鹿のほうが可愛かった。鹿せんべいやったらぞろぞろたくさんの鹿がついてきやがった。

大吉

興福寺

興福寺と春日大社行った。春日大社は世界遺産という割にはふつーのでっかい神社に思える。おみくじ引いたら大吉だった。でも引いた後に、おみくじばこをふらないまま棒を出したことに気づいて、これっていいのかなあと結果に半信半疑になった。
肝心の東大寺には時間がなくていけず。うーむもったいない。

帰りの電車、冷房効きすぎて気分が悪くなった。ずっと暑い中歩いていたその落差のせいなのかなあ。

足いてえ。



2010.07.22 Thu l 日記・散文 l COM(0) TB(0) l top ▲
もしかして「Utauyo!!MIRACLE」って名曲じゃね?と思う最近、この前やった私大模試の結果が帰ってくる。ひどい結果だったので指定校推薦の欲求は日に日に強まるばかりで夏休みどおしよおかなあまじで。

古井由吉「木犀の日」をまだまだ読み続ける。3日に一回数ページを読んでは疲れ読んでは疲れというアホなことをやってるので、短編集のクセして数カ月かけても読み終われない。
この本に書かれているのは、ほんとうにほんと、純粋な狂気だなあと思う。それ以上でもそれ以下でもない。僕の中二心がいい感じに刺激されてよい。加えて言うならば、昨今のエンタメ的な狂気(ひぐらしとかゆめにっきとか。あと詩とかでもいいかも)のそれとは表現の仕方が違うので、そんな今を生きる僕としては数十年前のこの小説はかえって新鮮。昨今の狂気を塊とするなら、これはそれをさらに細かく煎じて空中にばらまいた感じかな。

同時に安部公房「壁」読み中。これもまた狂気的な作品で、並列して読むにはちょっと本を間違えたかなと思う。まあただ古井由吉の文章に比べればだいぶとっつきやすいし、寓話的要素が強い小説として、現代社会の縮図だのなんだのと案外それっぽく読めて楽っちゃ楽だ。
2010.07.18 Sun l 日記・散文 l COM(0) TB(0) l top ▲
人前で恥を晒すと分かっている緊張の時は口の中が乾くというのは本当らしい。僕は関係ない人の前で関係ない話をした。にやけながら。それが義務であれなんであれ割り切るのは難しいのだ。……というようなことが最近やけに多い気がする。まあ人生の過渡期なんでござんしょう。
そんな僕の最近のマイブームはボーカロイドです。なるほどこんな素晴らしいものだったのかとその才能に羨望と若干の嫉妬を抱きながらようやく気づく俺さすが時勢に乗り遅れることに定評がある。この世でいちばんすてき人はきっと音楽と絵がおじょうずな人ですね。
刺激があるとその気になってその度感動を薄れさせてというさいくるさいくるで人生が廻っている気がします。

お勉強頑張る。
2010.07.14 Wed l 日記・散文 l COM(0) TB(0) l top ▲
耳をすませばを見る。金曜ロードショーのジブリって「またいつかやるだろ」的なスルー力が働いてなかなか見ないので、久しぶりで新鮮だった。あまりの甘酸っぱさにニヤニヤが止まらないと同時に鬱になりかけ……てるのかどうかは自分でもよくわからない。ぶっちゃけネット上の有象無象が鬱だ鬱だと騒いでるから僕もそういう風にしないといけない気になってるだけかもしれない。
というか正直内心ではもうこの類の作品を趣味じゃないからと馬鹿にしたいんだけど、なんというかやっぱりこういうのは馬鹿にしたら負けという所もあってずるい。くそっ、どっちにしろモヤモヤさせてくれる映画じゃないか。

まあ結局なにが一番鬱になったかというと、先週見た紅の豚からもう一週間も経ってしまったのかという時の移ろいの早さに対してなんだけどね。

再々来週の金曜ロードショーは地上波初サマーウォーズ。これでまたカズマきゅんがどうのこうのという有象無象が増えるのか。そのこともまた周りがそんなこと言う人多いから本当に目覚めそうになる類のアレである。いやたしかに夏希先輩はヒロインらしい魅力がないというのは分かるけどさ。他にかわいい女の子もでねーってのもあるけどさあ。

定期テストが今日終わった。今回の試験は内申を決める最後のだった。数学が死んだ。


2010.07.09 Fri l 日記・散文 l COM(0) TB(0) l top ▲
普段ニコ生なんて関心なかった僕だけど、たまたま覗いてみたら面白そうなのやってたので覗いてみた「村上隆の芸術実践論」(http://live.nicovideo.jp/watch/lv20326742)

で、実際面白かったよ。一般人には馴染みのない現代芸術というものをものすごーく噛み砕いて説明して、なおかつ身も蓋もない言い方で突っ込んだ話をしてくれて面白かった。思わずメモしちゃうくらい。以下簡単に内容メモ。

・アートは「自由」じゃない
・アートシーンでウケる歴史を重層化して串刺ししとけりゃウケる
・作り方の文脈はラーメン屋とおんなじ、楽しみ方の文脈はアイドルとおんなじ
・MADは芸術
・圧力←人生かけろ!

村上隆による自作の解説にはちょっと感動さえしてしまった。なんたってどう考えても訳の分からないあの作品の理論付けを聞いたんだから。ドシロートにはとても興味深い放送でございました。本人も言ってたけど、これは洗脳されたな、「これであなたも芸術家になれる!」ってな感じでw
しかしやっぱりある程度歴史的教養が高度な鑑賞に必要なのは変わりないのね。ふーむ。

次回はpixivで人気もでないようなあなたにも芸術家になれるチャンスがあるという創作論を披露してくれるそうです。楽しみ。見るの忘れなきゃいいけど。
2010.07.03 Sat l 日記・散文 l COM(0) TB(0) l top ▲
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