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試験中だけど、古井由吉「木犀の日」を読んでいる。古井由吉といえば、学校の文学史の教科書に「内向の世代」と黒井千次とかとひとくくりにされてちょびっとだけ載っているあの人、ってのはどうでもよくて、それよりも今読める作品がほとんど講談社文芸文庫しか出てなくて、そして講談社文芸文庫ってのはうすっぺらい文庫のくせして値段が1000円を超して……っていうあの古井由吉です。くそっ。

で、その古井由吉、もーかなり面白い。まず文章がエロい。まじでエロチック。内容がエロいんじゃなくて文章がエロい。もう一線を超えて笑えるレベル。なんだろう、この感覚、熟女好きな人の気持ちが心なしか分かる気がします。
書いてあることがいちいち偏執的で、よくここまで物事の奥の奥まで沈みこんで書けるなと思いつつ、それが頭の中にさっぱりと何も残らない。残るのは文章からにじみ出たエロさだけで、それだけで「面白い」と思ってしまった。さっき「笑える」と書いたけど、僕はマジに読んでてにやけてしまった。特にユーモラスな場面でもないのに。こういう感覚はなかなか味わえることじゃないだろうなあ。

あと、きっと筒井康隆の好きな人は古井由吉も気に入るんじゃないでしょうか。狂気的な意味で。「敵」「邪眼鳥」みたいな婉曲的な、全体からにじみ出るような作品ね。
2010.05.25 Tue l 漫画・ラノベ・本、等 l COM(0) TB(0) l top ▲

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