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米澤穂信「ボトルネック」。
本当ならば「うおおおおおなんじゃこりゃああああああああ」で書き出してそのままのノリでこの感想を書きたいくらいの作品だった。すっごい面白い。

そもそも食わず嫌いから、「ミステリ」という言葉を聞くだけでげんなりしてしまう僕だけども、米澤穂信は許してしまう。まあ小市民シリーズとこれしか読んでないんだけど。
なんちゅーかなー、この人ミステリと言っても、日常描写が大半を占めるもんだから、読んでる最中はそのふわふわ感にすーっと通り抜けてしまうけど、それらが収束して行きはじめると、これはなんだと。これがこんなふうにまとまっていくのかと興奮度が高まってく。一見、人畜無害なようでいてなかなかクセになる作家。

で、このボトルネック。
一言で言ってしまえば悲しいお話なんだけど、一言で「悲しい」とは言えない苦々しさがいい。
米澤穂信って、僕の印象だと青春期の毒々しさ、痛々しさを描く作家だと思うんだけど、この作品はそれがさりげないながらも、ここまでくるかってくらい描かれてて。で、それらがちゃんと読後感に深い印象を与えてて良い。逆に言えば思春期のひねくれた自意識がどうのとか、そういうのちょっと……という人は合わないかも知れない。
しかしやっぱり衝撃と興奮と困惑とがいっぺんに合わさった読後感が素晴らしい。一回経験すべしって言えるくらい面白かった。もうね!あの一文がね!あれはないでしょうあれは!うわあ思い出すだけでクるよおおお!
2010.07.31 Sat l 漫画・ラノベ・本、等 l COM(0) TB(0) l top ▲

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